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2016.11.07 / Category : Blog
南山大学との「知の上南戦」参加報告記(11月1日)

南山大学で11月1日に行われた第9回「知の上南戦」(南山大学藤本ゼミ・上村ゼミ、上智大学小塩ゼミ・飯島ゼミ)に、飯島ゼミから村田君(英語学科4年)と行木君(ポルトガル語学科3年)が参加し、英語で研究発表をしてくれました。お二人からの参加報告です。

村田君による報告
11月1日に南山大学名古屋キャンパスで「知の上南戦」ということで南山大学の学生の方々と合同ゼミを行わせていただきました。私は、日本社会における、日系移民の子供たちに対する教育問題について、移民に関する歴史や、彼らの現在の状況、具体的な問題などに触れながら、プレゼンテーションを行わせていただきました。今回の合同ゼミを通し、「なぜ移民の人々は決まった都道府県に集まる傾向にあるのか」「政府による改善策に対して、研究者である自分自身はどういった考えを持っているのか」など、研究テーマに対する、ふとした疑問や興味を抱いた点など、これまでとは違った視点から、多くの意見をいただくことができ、これから卒業論文を作成していく上で非常に良い刺激となった合同ゼミでした。

行木君による報告
今回の南山大学との合同ゼミはプレゼンターの一人として参加させていただき、自分が所属するサークルで行ったプレゼンを改変し、「台湾の移民の側面から見た政治的変遷」をテーマにプレゼンをさせていただきました。
 台湾は中国系の福建人、客家人、そして原住民から国民が構成されていましたが、第二次世界大戦後の国共内戦の結果、毛沢東に敗北した蒋介石が台湾に多数の反共産派を連れて逃亡したことで、台湾はこのニューカマー達による支配を受けることになります。この結果、蒋介石率いる国民党が一党独裁として元々住んでいた台湾人を支配する構図が生まれましたが、1986年に初めて野党の設立が許可され、1996年に初めて総統選挙が行われ、そして2000年に初めて野党であった民進党が国民党を破りました。これは、長らく台湾を支配した国民党の治世を選挙といった民主的な制度によって覆すといった歴史的にも意義深い変遷であると見ることができます。そして、現在も民進党の蔡英文氏が総統選に勝利し、革新的な政策に期待されています。しかし、このような動きが出てきたのは近年の事であり、また、中国の台頭といった背景の変化を受け、台湾の未来はどこへいくのかはまだ不透明であると言わざるをえないのも事実であり、これからも注視していく必要がある。
 といった概略でやらせていただきました。英語でのプレゼンは7分までが最高だったので、15分というのを大きくとらえすぎ、内容を詰めることに特化した結果、リハーサルの場面ではただ長いだけのプレゼンになってしまいましたが、飯島先生を始め、ゼミの方々のアドバイスによって、最終的にはある程度の形にしてプレゼンすることができたと思っています。
 反省点としては、そもそも最初にリサーチクエスチョンが曖昧だった点、そして、プレゼン自体の練習が足りなかった点等ありますが、これはこれからの宿題としておくことにいたします。
 最後に、このような機会を与えてくださり、貴重な体験をさせていただいたことに関しまして、携わってくださったすべての方に感謝を申し上げたいと思っております。本当にありがとうございました。

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(4ゼミ集合写真)