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2017.03.16 / Category : Blog
ハワイ日系人のルーツを訪ねて~福岡県浮羽町~

2017年3月16日 何年かぶりの福岡出張。出張の合間をぬって、浮羽町に行ってきました。目的は、現在執筆中の原稿で書きたいと思っているエリソン・オニヅカ橋の写真をとるため。エリソンは、1986年に空中分解したチェレンジャー号に乗っていた宇宙飛行士の一人です。そのショックは今でも覚えています。

彼の父方の祖父母は浮羽町の出身で、1890年代末に砂糖きび農園で働くためにハワイに移民しています。その後、オニズカ夫妻はコーヒーの産地として有名なハワイ島コナに移住し家庭を築きます。彼らの孫、日系3世として生まれたエリソンは、ハワイ初、アジア系初の宇宙飛行士としてディカバリー号、そしてチャレンジャー号で宇宙への旅に出たのです。チャレンジャー号は打ち上げ直後爆発しエリソンは帰らぬ人となりが、その3年前、1983年にエリソンは家族とともに、浮羽町を訪れ先祖の墓参をし、地元の中学校で講演も行いました。

没後10年-浮羽町にエリソン・オニヅカ橋が完成します。今では、ハワイ州だけでなく、海を越えた浮羽町の「宇宙飛行士」として記憶されているのです。

位置情報が少なく探すのに苦労しましたが、橋は筑後川の支流に架かっていました。田んぼの真ん中に、突如現れたエリソンのカラー陶版。ハワイ島コナから始まった研究が福岡県浮羽まで私を導いてくれると思いませんでした。Rootを探して、Routesを実感する短い旅でした。

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